エクセルマクロVBA 引数とは(ひきすう)
関数やメソッドには、引数を必要とするものがあります。
引数とは、関数メソッドを実行するために利用される情報です。
「エクセルマクロVBA 引数とは(ひきすう)」
1.引数の指定
関数やメソッドには、引数を必要としないもの、引数の指定が必須のもの、引数がオプションとなっていて、指定しなくてもいいものがあります。
(1)引数を必要としないもの
①Date関数
コンピュータのシステム日付を返します。
システム日付 = 日付
②Activateメソッド
対象となるオブジェクトをアクティブにします。
objevt . Activate
(2)引数が必須なもの
①Day関数
引数に指定された日付の日にちを返します。
日にち = Day(date)
②SetBackgroundPictureメソッド
オブジェクトの背景の画像を設定します。
Object . SetBackgroundPicture(filename)
(3)引数がオプションとなっているもの
①Format関数
指定したデータの表示形式を設定します。
Format(expression[,format[,firstdayofweek[,firstweekofyear]]])
②Selectメソッド
対象となるオブジェクトを選択します。
object.Select(Replace)
2.引数の指定方法
引数の指定には、「.(カンマ)」で区切る方法と名前付き引数を使用する方法があります。
Moveメソッドを使用した例で説明します。
Moveメソッドとは・・・
ワークシートをBeforeで指定したシートの前か、Afterで指定したシートの後に移動します。
2つのうちどちらかを指定し、引数が省略された場合は、新規ブックに移動されます。
object . Move(Before,after)
(1)カンマ区切りの引数を使用し、ワークシートを移動したい
ワークシート「Sheet1」を「Sheet2」の次の位置に移動します。
Sub sample()
Worksheets("Sheet1").Move , Worksheets("Sheet2")
End Sub
(2)名前付き引数を使用し、ワークシートを移動したい
ワークシート「Sheet1」を「Sheet2」の次に位置に移動します。
Sub sample()
Worksheets("Sheet2").Move After :=Worksheets("Sheet1"))
End Sub