株式投資基礎 ５月半ばの本決算記事には上昇銘柄を探すヒントが満載！！

これから５月半ばにかけて、３月期決算の本決算発表が続々と行われます。

その中から、株価が２倍、３倍になる銘柄を見つけよう！！

「株式投資基礎　５月半ばの本決算記事には上昇銘柄を探すヒントが満載！！」

１．日経新聞記事で発見する（王将フードサービス）

日経新聞の「投資・財務」欄から、王将フードサービス（9936）の記事です。

 上から０８年３月期、０９年３月期、１０年３月期予想と３期分の業績が並び、左から売上、経常利益、純利益、１株益、配当の数字が並んでいます。

年度	売上高（億円）	経常利益（百万円）	純利益（百万円）	１株益（円）	配当（円）
08.3	497	5250	2713	124.3	35.0
09.3	549	6190	3216	147.3	40.0
10.3	576	6660	3610	155.0	40.0

これを見ると、王将フードサービスは売上も経常利益も順調に伸びています。

同社が展開する「餃子の王将」はおいしくてボリュームのある中華料理を低料金で食べられることで人気を博し、０８年、０９年の不景気時にはその安さからかえって人気が高まりました。

このころに実際に店舗を利用してその好調さを実感した人もいるでしょう。

２．決算記事⇒PER⇒チャート⇒HPの順で確認

（１）決算記事確認

業績の良さを数字で確認しその理由にも納得出来たら、今度はPERを確認します。

（２）PERの確認

３期のうち一番新しい年度の１株益１５５円を使って計算しましょう。

この時の株価は１５００円前後でしたからPERは１５００円前後でしたから

１５００円÷１５５円＝約９倍と割安です。

（３）チャートで確認

チャートを見ると、この０９年５月時点では横ばいトレンドが続いているのでなかなか良い感じです。

（４）HPで確認

そこで今度は会社のホームページで情報を詳しくチェックします。

同社の業績発表の履歴を見ると、３月に業績を上方修正していましたので、業績モメンタムも強そうです。

また、同社は何十年もかけて定番の中華料理チェーン店として全国に定着してきたわけですから、業績の持続性もありそうです。

経常利益は１０％ペースで伸びていて、モメンタムの持続性も悪くなさそうなので、PERは２０倍くらいまで評価されてもおかしくないと考えられます。

とすると、株価は１５５円（１株益）×２０倍３１００円でもいいのではと計算できます。

手順さえ覚えれば本決算記事は宝の山になります！！