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株式投資基礎 割安さ+サプライズで大上昇!!

株価を動かす3大要因について説明してきましたが、

(1)業績

(2)割安さ

(3)需給

今度は、それらがどのようなメカニズムで株価を動かすのかを説明します。 

 

株式投資基礎 割安さ+サプライズで大上昇!!」

 

1.サプライズ

 

割安感が強く、需給のしこりがない状態で、そこにサプライズが起こると上昇開始しやすくなります。

例えて言えば、割安感が強くて需給が良い状態というのはガソリンが満ちている状態であり、サプライズというのは発火装置です。

ガソリン満タンの状態で発火装置が働けば、大きな上昇エネルギーが発揮され始めます。

 

では、サプライズとは何でしょうか。

その意味通り投資家を驚かせる出来事です。

その最たるものは、業績予想の上方修正でしょう。

上方修正は会社の好調さを確認する非常にわかりやすいシグナルです。

上方修正のニュースを見た投資家の中には、その株の良さに気づいて、資金を投じ始める人もいるでしょう。

また、その株をすでに保有していて、どこかで売りたいと考えていた投資家は、当面売るのをやめようかと考えるかもしれません。

このようにして、業績の情報修正は、多くのケースで株の需給を改善させます。

 

 

 

そのほかにも、

(1)新年度の業績予想で驚くような増収・増益の数字が出た

(2)四半期決算の数字が、前年比で大幅増加した

(3)会社四季報の業績予測がすごくいい数字となっていた

(4)アナリストが時価の2倍を目標価格とする投資判断を新規に出してきた

(5)月次成績で既存店の数字がすごく伸び始めてきた

など、サプライズとなるイベントは様々あります。

そうしたサプライズを探すことが上昇トレンドのスタートの動きを捉えるコツになります。

 

2.上方修正がサプライズにならないケースも

 

 ただし、ここで重要な注意点があります。

それは、業績の上方修正がすべてサプライズになるとは限らないということです、

たとえば、すでに5回連続で上方修正をして株価が10倍になった状態のときに、さらに上方修正が出てもサプライズとはなりづらくなります。

特に株価上昇でPERが高くなっている状態では投資家側も「上方修正して当たり前」という見方になり、多少の上方修正では驚かなくなるのです。

 

逆に、その銘柄に対する評価や期待感がすでに大きく高まっている状態では、上方修正の幅が小さいとネガティブサプライズとなって株価の下落要因にさえなってしまいます。

 

やはり一番良いのは、その銘柄への注目度が低くて株価が底値を這った状態での時に上方修正が出るようなパターンです。

もともとの期待感が低い状態でこそ、サプライズが起こりやすいのです。