株式投資基礎 財務諸表の基本を知ろう!!(負債の部・純資産の部)
負債とは支払い義務のあるものですが、借入金や未払金などがあります。
「株式投資基礎 財務諸表の基本を知ろう!!(負債の部・純資産の部)」
1.負債の部は支払い義務リスト
「支払手形・買掛金」は商品などを受け取ったのに代金が未払いの金額で、「仕入れ債務」とも言います。
「引当金」は支払に備えておく金額です。
負債も資産と同じように「流動負債」と「固定負債」に分かれます。
1年以内か営業サイクルの中で支払うものは流動負債、1年以内に返済義務がなく、営業サイクルの中のものでもない負債は固定負債となります。
2.純資産の部は正味の資産
純資産は資産から負債を差し引いて残った正味資産です。
純資産にもたくさんの項目がありますが、重要な項目は「資本金」「資本剰余金」「利益剰余金」です。
通常はこれらが純資産のほとんどを占めます。
資本金と資本剰余金は会社が株券を発行したときにそれを買った投資家が支払ったお金です。
会社はそれを元手として事業を展開し、稼いだ利益の中から投資家に配当を支払います。
利益のうち残った分は社内に蓄積しますが、それが利益剰余金です。
これは本来株主に配当すべきお金を会社が預かっているという性質のもので、いずれは配当などの形で株主に還元されるはずの資金なのです。