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株式投資基礎 特別損益に注意して本来の1株益を求めよう!!

損益計算書」は会社の収益状況を示すもので、売上高からコストを引いて利益を求める形になっています。

 

株式投資基礎 特別損益に注意して本来の1株益を求めよう!!」

  

 1.損益計算書の概要

 

売上から引くコストは、まず、売上原価と販管費一般管理費です。

売上原価は商品を仕入れたり作ったりするための費用で、販管費一般管理費とは販売にかかる費用と本社部門(総務や研究開発部)にかかる費用です。

売上からこれらを引くと営業利益になります。

次に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いて経常利益を求めます。

これらは本業以外からもたらされるものですが、通常は利息が大きな金額を占めます。

 

2.本来の1株益を計算するには

 

次に、特別利益と特別損失ですが、これらは一時的な要因による損益です。

経常利益に足したり引いたりして税引き前利益が計算されます。

これらの特別損益は金額がちいさければ無視していいのですが、大きいと1株益が異常値になります。

例えば、特別利益が大きいために税引き前利益が経常利益の2倍になっていたら、1株益も本来の実力の2倍になってしまうのです。

 

そこで、特別損益が大きい場合にはそれをないものとして、本来の1株益を計算します。